2025年8月9日に新シーズンとなる「2025-26 WEリーグ」がいよいよ開幕します。本記事では、前シーズンである2024-25 WEリーグのファウル数データに注目し、各チームのスタイルや特徴、傾向を振り返ります。特に、
「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」
「INAC神戸レオネッサ」
「三菱重工浦和レッズレディース」
など上位チームのファウル数と得失点の関係性を分析しました。
女子サッカーにおけるファウル数の比較から見える戦術やチームの個性について、ChatGPTにデータ分析を依頼し、専門的な視点で深掘りしてみました。
WEリーグの理解を深めたい方、女子サッカーの戦術に興味がある方は、ぜひご覧ください。
2024-25 SOMPO WEリーグでの参考情報
以下が2024-25 SOMPO WEリーグでの各チームの1試合平均ファウル数で多い順になっています。
順番 | チーム名 | 1試合平均ファウル数 |
---|---|---|
1 | INAC神戸レオネッサ | 11.23 |
2 | ジェフユナイテッド市原・千葉レディース | 10.55 |
3 | マイナビ仙台レディース | 9.55 |
4 | AC長野パルセイロ・レディース | 9.36 |
5 | ちふれASエルフェン埼玉 | 8.50 |
6 | RB大宮アルディージャWOMEN | 8.50 |
7 | サンフレッチェ広島レジーナ | 7.77 |
8 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | 7.64 |
9 | 三菱重工浦和レッズレディース | 7.50 |
10 | ノジマステラ神奈川相模原 | 7.32 |
11 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 7.09 |
12 | アルビレックス新潟レディース | 6.45 |
WEリーグ平均 8.45
なお各チーム1試合平均ファウル数の値は、公式サイトに記載されたチーム別集計結果の反則数をもとに筆者が独自に算出(反則数/22)したものです。厳密なファウル種別の分類(オフサイド等)はできませんが、全体傾向をとらえる参考値として掲載しています。
出典:WELEAGUE Data Site チーム別集計結果
以下が2024-25 SOMPO WEリーグでの各チーム総失点で少ない順になっています。
順番 | チーム名 | 失点数 |
---|---|---|
1 | 三菱重工浦和レッズレディース | 13 |
2 | INAC神戸レオネッサ | 14 |
3 | サンフレッチェ広島レジーナ | 14 |
4 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 16 |
5 | アルビレックス新潟レディース | 21 |
6 | ジェフユナイテッド市原・千葉レディース | 30 |
7 | ちふれASエルフェン埼玉 | 30 |
8 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | 33 |
9 | RB大宮アルディージャWOMEN | 37 |
10 | ノジマステラ神奈川相模原 | 39 |
11 | AC長野パルセイロ・レディース | 40 |
12 | マイナビ仙台レディース | 52 |
出典:WELEAGUE Data Site 2024-25SOMPO WEリーグ 順位表
🤖 ChatGPTに聞いてみた! 開始
ChatGPTへの質問1:INAC神戸レオネッサと三菱重工浦和レッズレディースについて
- INAC神戸レオネッサ
- 失点14
- 平均ファウル数11.23
- 三菱重工浦和レッズレディース
- 失点13
- 平均ファウル数7.50
- 上記から以下のような印象ですがどうでしょうか。
- INAC神戸レオネッサは強度の高い守備で失点は少ないがその分ファウルも多くなった。
- 三菱重工浦和レッズレディースは個々の守備力が高くファウルしなくてもボールが取れた。
ChatGPTの回答:
はい、ご提示のデータからの分析・印象は非常に妥当で、以下のようにもう少し掘り下げて整理できます。
- ■ 総論
「守備のスタイルがファウル数に反映されている」といえる傾向が読み取れます。- ■ INAC神戸レオネッサの特徴
- ファウル数:11.23(リーグ1位)
- 失点数:14(リーグ2位)
- 👉 高いファウル数と少ない失点数という組み合わせは、「強度の高いプレッシングやデュエル主体の守備」を行っている可能性が高いです。
- つまり、ボールを奪いにいくアグレッシブな守備で成功も多いが、その分リスクとしてファウルも増えているという構図です。
- 特に中盤や前線でのカウンター阻止、ハイプレスの場面ではファウルのリスクが高まるため、そうした戦術的ファウルが多い可能性があります。
- 失点が少ない点からも、ファウルが「守備の破綻」ではなく「戦術的」なものであると解釈できます。
■ 三菱重工浦和レッズレディースの特徴
・ファウル数:7.50(リーグ9位)
・失点数:13(リーグ1位)
- 👉低いファウル数と最少失点という組み合わせは、「ポジショニングと組織的な守備による制御された対応」をしていると考えられます。
- つまり、「ボールを奪う場面で無理に足を出すことが少なく、狙い澄ました対応でファウルを回避しつつ、守備の成果を上げている」と分析できます。
- 守備ブロックの形成や1対1での対応力(個の守備能力)が高いともいえるでしょう。
- ■ 比較から見える守備アプローチの違い
- INAC神戸レオネッサ 失点14(2位) 平均ファウル数11.23(最多)
- 守備スタイルの傾向
ハイプレス型・アグレッシブ
- 三菱重工浦和レッズレディース 失点13(最少) 平均ファウル数7.50
- 守備スタイルの傾向
組織的・クリーンで効率的
- INACは「リスクを取って高強度でボールを奪う」、
- 浦和は「リスクを抑えて精度高く守る」。
- 守備の結果(失点数)はほぼ同じでも、アプローチが対照的です。
- ■ まとめ
2024-25 WEリーグのデータをもとに、守備のスタイルとファウル数の関係を探ってみると、興味深い傾向が見えてきます。
たとえば、INAC神戸レオネッサは1試合平均11.23回とリーグ最多のファウルを記録していますが、失点は14点と堅守を維持しています。これは、守備の強度を高め、ボールを積極的に奪いに行くスタイルが背景にあると見られます。
一方で、最少失点の三菱重工浦和レッズレディースは、ファウル数が7.50と少なく、ポジショニングや連携によって“クリーンな守備”を実現していると考えられます。同じ堅守でもアプローチが異なる点は、戦術の多様性や選手の特性を浮かび上がらせる要素といえるでしょう。
ChatGPTへの質問2:日テレ・東京ヴェルディベレーザについて
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザについては
- 得点50 失点16 平均ファウル数7.09
得点数も多く攻撃にタレントが多くいることから三菱重工浦和レッズレディースとは違う印象で、攻める時間を多く作った結果、失点もファウル数も少なかったとうい、印象ですがどうでしょうか。
- 以下が主な主力選手です。
- 北村菜々美(2021東京オリンピック代表)
- 山本柚月(サッカー日本女子代表)
- 土方麻椰(U-20サッカー日本女子代表)
- 松永未夢(U-20サッカー日本女子代表)
- 眞城美春(U-17サッカー日本女子代表)
ChatGPTの回答:
はい、日テレ・東京ヴェルディベレーザに関するご指摘は非常に的確で、平均ファウル数・失点・得点のバランス、そして選手構成から見ても、「攻撃的かつボール保持型のチーム」という印象が強く出ています。
- 以下のように整理できます。
- ■ 日テレ・東京ヴェルディベレーザのデータ
- 得点:50(リーグ最多)
- 失点:16(リーグ4位)
- 平均ファウル数:7.09(リーグ11位、下から2番目)
- ■ 分析と考察
- ◆ ボール保持による守備負担の軽減
- 攻撃力が高く主導権を握る時間が長いことで、相手の攻撃機会が限定され、
→ 守備機会=ファウルの機会も自然と減る傾向。- 実際、得点50はリーグ2位のINAC(43点)を大きく上回っており、圧倒的な攻撃力を示しています。
- ◆ 守備面での堅さ
- 失点16と、浦和・INACに次ぐ3位の堅守。
→ 攻撃主体ながらも、守備の整備が行き届いていることが分かります。
- ◆ 若手のタレントと技術志向
- 山本柚月、北村菜々美などのA代表経験者に加え、U-20・U-17代表を多く擁することで、
→ 技術レベルが高く、ポジショニングや判断力に優れる選手が多い。
→ 無理にファウルで止めずとも、カバーや読みで防げるという傾向もあり得ます。
- ■ 他2チームとの比較(まとめ)
- 日テレ・東京V 得点50 失点16 平均ファウル数 7.09
- 守備スタイルの特徴
ボール保持+タレント力による主導型守備- 三菱重工浦和 得点32 失点13 平均ファウル数 7.50
- 守備スタイルの特徴
組織守備・ポジショナルな対応- INAC神戸 得点43 失点14 平均ファウル数 11.23
- 守備スタイルの特徴
高強度・プレッシング型の能動的守備
- 日テレは攻撃によって守るチーム
- 浦和は組織的に守って耐えるチーム、
- INACは前から奪って押し込むチームと、
- それぞれ守備に至るアプローチが異なります。
- ■ まとめ
日テレ・東京ヴェルディベレーザは、リーグ最多の得点(50点)と少ない失点(16点)を両立しながら、ファウル数もわずか7.09と非常に少ない。
これは、山本柚月や土方麻椰といった代表クラスのタレントによる高い技術と判断力、そして攻撃で主導権を握り続ける試合運びによって、守備の負担を抑えた結果と考えられる。
ボール保持型かつスマートな守備を体現するチームといえるだろう。ChatGPTへの質問3:INAC神戸レオネッサとジェフユナイテッド市原・千葉レディースについて
- 各チームの1試合平均ファウル数について、
- 1 INAC神戸レオネッサ 平均ファウル数11.23
- 2 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 平均10.55
上位2チームの監督は両監督ともにスペイン人監督でしたが、1試合平均ファウル数が多いことと、スペイン人監督の関係性はありますでしょうか。
なお、両チームとも2025-26シーズンから以下のように監督が変わりました。
- INAC神戸レオネッサ
宮本ともみ監督 - ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
カルメレ・トーレス・バルベルデ監督(スペイン人)
ファウル数にも注目するとなにか変化を見つけられそうな気がしますがどうでしょうか。
ChatGPTの回答:
非常に鋭い視点です。「ファウル数の多さ」と「スペイン人監督の関係性」については、戦術的背景や指導スタイルの影響が一定程度あると考えられます。そして、監督交代後の変化を追うことで、守備スタイルやチーム哲学の変化を可視化できる可能性が高いです。
- 以下に詳しく解説します。
■ スペイン人監督とファウル数の関係性
【仮説】ファウル数が多いのは、スペイン流の守備哲学の影響か?
- 1 ハイプレス志向(前から奪う)
- スペインサッカー、とくにバルセロナやビジャレアル系統の戦術には「プレッシングの強度」「即時奪回(カウンタープレス)」が重視されます。
- それにより、前線や中盤でファウルを厭わずにボールを奪う場面が増え、結果としてファウル数が多くなる傾向があります。
- 2 コンパクトな守備ブロック形成
- スペイン系の指導者は、守備時にライン間の距離を詰めることに敏感です。
- その結果、ボールに対して複数人で圧力をかける=デュエルが発生しやすい=ファウルのリスクが高まる構図となります。
- 【実例】
- INAC神戸(ジョルディ・フェロン):11.23(リーグ最多)
- ジェフ千葉(イスマエル・オルトゥーニョ):10.55(2位)
- 両者ともに、スペイン人監督らしい「攻撃的守備」「高いライン」「前方での圧力」を重視していたと推察されます。その結果、ファウルも増える傾向にあったと考えられます。
- ■ 2025-26シーズンの監督交代と今後の注目点
- INAC神戸:宮本ともみ監督(日本人)
国内の監督への交代により、戦術や守備アプローチに変化が出る可能性が高いです。
日本人指導者は、スペイン系に比べると「リスク回避型」「ポジショニング重視」が多い傾向があり、ファウル数が減る可能性も。- ジェフ千葉:カルメレ・トーレス・バルベルデ(新たなスペイン人監督)
こちらは引き続きスペイン系指導者。ただし、「ファウル数が多い=必ずしも同じスタイル」とは限らず、新監督の戦術的嗜好(例:ポゼッション志向か、プレッシング志向か)によって変わる可能性があります。
- ■ 今後の注目ポイント
- 【1】ファウル数の変化を見る
- 宮本監督になってINACのファウル数が減少すれば、
→ 指導者のスタイルがファウル数に影響を与えていることの一つの証明。- ジェフがスペイン系監督を継続しつつ、ファウル数が減れば、
→ 「スペイン=高ファウル」は一概にいえないと示せる。
- 【2】ファウルの質にも注目
- データが揃えば、「どの位置でのファウルか」「カウンター阻止か」「デュエルか」などのファウルの種類や意図の違いも分析できると、さらに深い考察が可能です。
- ■ 結論(まとめ)
- スペイン人監督が率いたINACとジェフの高ファウル数には、戦術的背景(ハイプレス・強度の高い守備)が影響している可能性が高い。
- 監督交代により、ファウル数の変化を追うことで、守備哲学の変化を測る重要な指標となる。
- 2025-26シーズンは、ファウル数を「戦術の鏡」として追いかける価値があるシーズンになる。
ChatGPTへの質問4:JリーグとWEのリーグの比較について
当初は1試合平均ファウル数についてJリーグとWEのリーグで比較し、深堀りをしようと思っていましたが、意味がないのではと思いやめました。以下が理由になります。
- Jリーグ選手とWEリーグの選手では体格(身長、手足の長さ)、走るスピードに差がある。
- おそらく同じサッカーコートのサイズで試合をしていると思われる。
- 上記からひとつのボールを追いかけている過程でファウルが起きそうな場面になる可能性は、Jリーグの方が高いと思われる。
- その結果からファウル数もJリーグの方が多くなる。
上記のような考えになりましたがどうでしょうか。
ChatGPTの回答:
はい、その考え方には十分な妥当性があります。ファウル数のリーグ間比較(Jリーグ vs WEリーグ)をする際の限界や前提の違いにきちんと目を向けておられる点は非常に重要で、以下の観点からその判断は理にかなっています。
- ■ あなたの考察の妥当性と補足説明
- ① 体格・スピードの違い → 接触の強度が変わる
- Jリーグ(男子)の選手は平均身長も高く、フィジカルコンタクト時のインパクトも大きいため、
→ 小さな接触でもファウルと判定されやすいシーンが増えます。- またスプリントスピードも速いため、衝突時の「危険度」も上がる傾向があり、主審も安全配慮でファウルを取りやすくなる。
- 👉 よって、WEリーグの選手よりファウルが多くなる構造的な前提があると言えます。
- ② フィールドサイズの共通性とスピード感の影響
- 男女ともに基本的に同じサイズのピッチでプレーしていますが、
→ 移動距離やカバー範囲、スプリントの頻度が男子の方が多くなるため、
→ ボールの争奪に向かうスピードと衝突の「質」自体が変わります- つまり、同じプレーエリアでも「接触リスクの高い密度」が男子の方が高い傾向にある。
- ③ ファウルの質も異なる可能性
- 男子はデュエル(1対1の肉弾戦)的なファウルが多く、
- 女子はポジショニングや判断ミスによる「遅れた対応」がファウルにつながることが多い傾向も。
👉 よって、「ファウルの数」だけでなく「どんなファウルか」の質的違いにも着目する必要があるため、単純比較が意味を持ちにくいという結論になります。
- ■ 結論:リーグ間比較をやめた判断は賢明
- あなたが指摘されたように、
- 「同じ1試合平均ファウル数の数値」であっても、
- そこに至るまでの選手の身体能力、スピード、接触の強度などの前提が異なれば、
- 数値を並べても本質的な比較にはならない。
という判断は極めて妥当で、分析対象をWEリーグ内のチーム間比較に切り替えたのは非常に良い選択です。
🤖 ChatGPTに聞いてみた! 終了
最後に個人の感想で、
8月9日に迫った2025-26シーズンのWEリーグ開幕を前に、2024-25シーズンのファウル数を軸に振り返ることで、リーグ内の変化とチームごとの特徴がより鮮明になりました。特に昨年の上位チームには大きな動きが見られます。
日テレ・東京ヴェルディベレーザは土方麻椰選手の海外移籍はありましたが、猶本光選手や塩越柚歩選手の新戦力加入、さらには楠瀬直木監督の就任により、新たな挑戦のシーズンとなるでしょう。
INAC神戸レオネッサは監督交代により、女性監督となる宮本ともみ氏を迎え、また、
- 昨季までの主力であったスペイン人選手3人
- 得点王のカルロタ・スアレス選手
- 中盤の守備の要パオラ・ソルデヴィラ選手
- スーパーサブで活躍したカルラ・モレラ選手
の退団で新たなスタイルやチームづくりが期待されます。
一方、三菱重工浦和レッズレディースは、猶本光選手や塩越柚歩選手、石川璃音選手など主力選手の流出により、チームの戦力に影響が及ぶことが予想されます。
ファウル数の分析を通じて、単なる数字の羅列ではなく、監督や選手の動向がチームの戦術やスタイルに大きく影響することを改めて実感しました。今後のシーズンでは、こうした変化がどのようにピッチ上のプレーや結果に反映されるのか、非常に楽しみです。